建物の電気工事一式と施工管理は春日部のサクラ電気へお任せください｜お役立ちコラム

2025年04月08日

電気配線工事｜資格が必要？素人でもできる？の基本知識

電気配線工事は、家庭やオフィスなどで欠かせない作業ですが、安易に自己判断で行うと事故やトラブルの原因になることもあります。

実は、電気配線工事には専門知識や法律で定められた資格が必要な場合があります。

安全のためにも、基礎的な知識や必要な資格、作業内容について把握しておくことが大切です。

ここでは、電気配線工事の定義や主な内容、安全を守る上で重要なポイントを解説します。

電気配線工事とは何か

電気配線工事とは、建物内外のコンセントや照明、スイッチなどに電気を正しく供給するための配線を設置・修理・交換する作業を指します。

電気は目に見えないため、正しい手順や資材選びが欠かせず、法律や基準のもとで安全に行う必要があります。

住宅の新築やリフォーム、設備の増設時などに行われる代表的な工事であり、技術と経験が求められる分野です。

素人の知識や経験だけで対応すると、漏電や火災、感電事故に繋がる恐れがあるため、注意が必要です。

主な作業内容

電気配線工事の主な作業内容には、ケーブルの配線や分配、コンセント・スイッチの取り付けや移設、ブレーカーの設置・交換、照明器具の取り付けなどが含まれます。

また、屋内外での高所作業や、壁・床の中を通す工事など幅広い作業が発生します。

漏電防止や電力の安定供給のため、適切なケーブル選定や確実な接続作業が欠かせません。

さらに、近年はネットワーク設備の配線なども増加しており、求められる知識や技術も多様化しています。

しっかりとした準備と安全確認を怠らないことが重要です。

安全面の重要性

電気配線工事は、感電事故や火災のリスクが高いため、何よりも安全確保が最優先されます。

作業時は、専用の絶縁工具やゴム手袋の使用、作業箇所の電源遮断などの基本的な対策が必要です。

配線や接続に不備があると、後々のトラブルにつながるばかりか、思わぬ事故を招くおそれがあります。

また、法律で定められた資格を持たない者が特定の電気工事を行うことは禁止されており、万が一事故が起こると法的な責任を問われることもあります。

安全知識と正しい手順を守ることが、安心して工事を進めるための基本となります。

電気工事に必要な資格について詳しく解説

電気工事を安全かつ合法的に行うためには、国家資格である「電気工事士」の取得が必要です。

この資格は作業内容や取扱う電圧によって区分されており、それぞれが扱える範囲が異なります。

資格取得には知識と技能の両面が求められるため、電気工事の初心者や独学で行いたいと考えている方は、まず資格の種類や範囲をしっかり理解しておくことが大切です。

ここでは電気工事士資格の制度や、無資格でできる作業との違いについて詳しく説明します。

電気工事士とは

電気工事士は、一定の電気設備工事を行うために必要な国家資格です。

住宅や店舗、工場など建物内外での配線・機器取り付けを安全に実施するために設けられています。

取得することで、電気事故のリスクを減らし、高品質な工事を保証します。

受験には年齢制限や実務経験は不要で、筆記・技能試験をパスすることで取得できます。

資格を持っていることは、安全意識と専門技術を身につけている証となるため、信頼性の高い工事を依頼したい場合は、必ず資格保有者に依頼することが求められています。

第一種・第二種の違い

電気工事士には「第一種」と「第二種」があり、扱える工事の範囲に大きな違いがあります。

第二種電気工事士は、主に一般住宅や小規模店舗など、600V以下の電圧で供給される建物内の配線工事に従事できます。

一方、第一種電気工事士は、第二種で行える範囲に加えて、ビルや工場など大規模施設の電気設備工事や、より高電圧を扱う工事も可能です。

目的や将来的な活動範囲に応じて、適切な資格を選ぶことが重要です。

無資格で行える範囲

電気工事には資格が必須とされていますが、ごく一部の簡単な作業は無資格でも行えます。

たとえば、市販されている電気機器のコンセントへの接続や、家庭用の延長コードの使用などが該当します。

しかし、壁の中の配線改修やコンセントの新設・増設などの作業は、たとえ自宅であっても原則として電気工事士資格を持つ者が行わなければなりません。

無資格での本格的な工事は法律により禁じられており、違反すると罰則もあります。

安全のため、判断に迷う場合は専門業者に相談しましょう。

資格更新と管理

電気工事士の資格は基本的に有効期限がなく、一度取得すれば更新の必要はありません。

ただし法令や規格が変わる場合や、新たに必要な研修などがある場合もあるため、常に最新の情報を把握しておくことが大切です。

また、事業者として活動する場合には行政への登録や定期的な講習受講が求められることもあります。

資格証の適切な管理や、知識・技術のアップデートを怠らないことが、安全で信頼される工事士としての責任です。

安心・安全に電気配線工事を行うために知っておきたいこと

電気配線工事を安全かつ適切に行うためには、正しい手順や作業に必要な資格知識はもちろん、適切な計画や管理が不可欠です。

また、法律や基準を守ることは事故防止に直結します。

工事業者を選ぶ際は、資格や実績のある専門業者かどうかをしっかり確認しましょう。

不安や疑問があれば自己判断せず、専門家に相談することでトラブルを未然に防ぐことができます。

安全第一の意識を常に持ちましょう。